心大血管疾患リハビリテーションの適応病名

    別表第九の四

    一　急性心筋梗塞、狭心症発作その他の急性発症した心大血管疾患又はその手術後の患者
    二　慢性心不全、末梢動脈閉塞性疾患その他の慢性の心大血管疾患により、一定程度以上の呼吸循環機能の低下及び日常生活能力の低下を来している患者

    ＜具体的な対象病名＞

     急性心筋梗塞、狭心症、開心術後、大血管疾患（大動脈解離、解離性大動脈瘤、大血管術後）、慢性心不全、末梢動脈閉塞性疾患その他の慢性の心大血管の疾患

    脳血管疾患等リハビリテーション

    別表第九の五

    一　脳梗塞、脳出血、くも膜下出血その他の急性発症した脳血管疾患又はその手術後の患者
    二　脳腫瘍、脳膿瘍、脊髄損傷、脊髄腫瘍その他の急性発症した中枢神経疾患又はその手術後の患者
    三　多発性神経炎、多発性硬化症、末梢神経障害その他の神経疾患の患者
    四　パーキンソン病、脊髄小脳変性症その他の慢性の神経筋疾患の患者
    五　失語症、失認及び失行症並びに高次脳機能障害の患者
    六　難聴や人工内耳植込手術等に伴う聴覚・言語機能の障害を有する患者
    七　顎・口腔の先天異常に伴う構音障害を有する患者

    ＜具体的な対象病名＞

    脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳外傷、脳炎、急性脳症（低酸素脳症等）、髄膜炎、脳膿腫、脊髄損傷、脊髄腫瘍、脳腫瘍摘出術などの開頭術後、てんかん重積発作、多発性心筋炎（ギランバレー症候群）、多発性硬化症、末梢神経障害（顔面神経麻痺等）、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、運動ニューロン疾患（筋萎縮性側索硬化症）、遺伝子性運動感覚ニューロパチー、皮膚筋炎、多発性筋炎、失語症、失認、失行症、高次脳機能障害、音声障害、構音障害、言語発達障害　など

    運動器リハビリテーション

    別表第九の六

    一　上・下肢の複合損傷、脊椎損傷による四肢麻痺その他の急性発症した運動器疾患又はその手術後の患者
    二　関節の変性疾患、関節の炎症性疾患その他の慢性の運動器疾患により、一定程度以上の運動機能及び日常生活能力の低下を来している患者

    ＜具体的な対象病名＞

     脊椎損傷、脊柱損傷、筋障害、骨折、関節症、関節障害、軟骨障害、上・下肢の複合損傷（骨、筋・腱・靭帯、神経、血管のうち３種類以上の複合損傷）、四肢麻痺、体幹・上・下肢の外傷・骨折、切断・離断（義肢）、運動器の悪性腫瘍　など

     

    呼吸器リハビリテーション

    別表第九の七

    一　肺炎、無気肺、その他の急性発症した呼吸器疾患の患者
    二　肺腫瘍、胸部外傷その他の呼吸器疾患又はその手術後の患者
    三　慢性閉塞性肺疾患（ＣＯＰＤ）、気管支喘息その他の慢性の呼吸器疾患により、一定程度以上の重症の呼吸困難や日常生活能力の低下を来している患者
    四　食道癌、胃癌、肝臓癌、咽・喉頭癌等の手術前後の呼吸機能訓練を要する患者

    ＜具体的な対象病名＞

     肺炎、無気肺、肺腫瘍、胸部外傷、肺気腫、慢性気管支炎、気管支喘息、食道癌、胃癌、肝臓癌、咽頭癌、喉頭癌、塵肺、びまん性汎気管支炎（ＤＰＢ）、神経筋疾患による呼吸不全、人工呼吸管理下の患者、気管切開下の患者、肺結核後遺症

     

    ※慢性閉塞性肺疾患（ＣＯＰＤ）・・・肺気腫、慢性気管支炎

    最終更新日　2018年1月2日（作成日時　2017年11月5日）